小学校を見学にオバイドに行きました

 先日国内線の飛行機に乗って、カルツームから南のオバイドに行ってきました。私達の長年の活動である机と椅子を寄贈する小学校を見学するためです。小学校は三校で、いずれも屋根のある学校を現地の協力者が選んでくれていました。「屋根のある学校」と書くと、日本人には妙に思えると思います。「スーダン通信」に学校の写真を掲載しているので、併せてご覧ください。
 昨年見学した学校には屋根や壁がまったくなく、机や椅子を寄贈しても雨季にはたくさん雨が降るこのあたりでは、雨ざらしの状態になるばかりで直ぐに傷むだろうと心配しました。今年はその心配はなさそうで、ひとまず安心しました。机と椅子の寄贈については、また報告いたします。

 今回、到着した空港では今までにない厳しいセキュリティチェックに合いました。到着後すぐに私だけ呼び止められ、空港内のオフィスに連れて行かれ、根掘り葉掘り聞かれました。どういう訳か異常なまでの威圧感で迫ってきて、恐怖心さえ覚えました。空港に出迎えていた現地の保証人の方が今までの活動を説明し、やっと解放されました。あとでわかったことですが、こうした厳しさの理由の一つは、中国人がドラッグを持ち込んでいるからとのことです。また船便で送った荷物も郵便局に保管されたままでした。私はもしや、粉末のポカリスエットがドラッグと間違えられたか、最悪取り上げられるか、と覚悟しました。

 結果的には、醤油。いやあ、びっくりしました。中国人が醤油の中にアルコールを入れて入国する例が数々あるそうで、私の醤油にもアルコールが入っている、と郵便局は疑っていた模様でした。イスラム国はご存知のようにアルコールはご法度。ただ、こんなことは初めてで、1年で変わるスーダンの今を感じました。

 醤油の持ち込み、これからは飛行機かあ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です